全脳照射が終わる1週間前に、腫瘍マーカーの検査がありました。

癌(がん)が見つかって以来、初めてだったのですが、体調が良くなってきていました。

もしかするとガンマナイフ・全脳照射と「ドクターズセット」で、癌(がん)が治り始めてきたのではないか。

そういう淡い期待がありました。

しかし検査の結果、CEAの値は100.1と相変わらず高い水準でした。

がっかりしていると主治医が言ったのです。

「もっと高くなっていてもおかしくないのに、わずかですが下がっているのはいい兆候です。」

「今はまず全脳照射に専念して、終わったらもう一度検査をしましょう。」

「その後は肺の抗がん剤を再開しましょう」

そういうものなのかなと思い直し、残る全脳照射をまずは終えることにしました。

併せて「ドクターズセット」の次の1ヵ月分を再オーダーしました。

そしてそれから約3週間後、脳のMRIと肺のCTを撮りました。

すると、脳は癌(がん)が消えて、肺も原発巣を除いてはきれいになっていました。

これには主治医もびっくりして走ってきて教えてくれました。

しかし分子標的薬のぬかよろこびの件もあるので、再度PETと腫瘍マーカーの検査をすることになりました。

そしてその結果には、主治医も私も家族も皆びっくり仰天しました。

PETの所見は、次の通りでした。

「左下葉S6胸膜直下に結節(前回と大きさは変化ない)。」

「両側縦壁、肺門、左鎖骨上穿にあった集積は見られない。」

「遠隔移転は明らかではない。」

つまり、最初に癌(がん)が発見されたときの状態に戻ったのです。

転移の形跡もない、ということなのです。

私も家内も涙がぼろぼろ出てきて止まりませんでした。

主治医は言いました。

「おめでとうございます。」

「信じられない結果ですが、間違いなく癌(がん)は回復に向かっているようですね。」

「脳はさておき、肺については説明がつきません。」

「何か代替療法をされていますか」

私は、「ドクターズセット」を飲んでいる旨をお話ししました。

すると主治医は、

「医師として医薬品以外の摂取により癌(がん)が治ることは認められません。」

「しかし、確かにやられていることが功を奏しているとしか言えません。」

「どうぞ続けてみられたらいかがでしょうか」

と言われたのです。

早速家内が息子と娘に電話をして状況を報告しました。

息子は気を抜かずに「ドクターズセット」を続けるよう念を押すばかりでした。

娘は電話口で家内と泣いてしまって、それ以上あまり話ができませんでした。

末期がんからの奇跡の生還へ、大きな一歩を記したのでした。